ビーガードタブレットについて

次亜塩素酸水生成用 ビーガードタブレット

ビーガードタブレットは環境と人に優しい次亜塩素酸の強力な酸化力を活用した除菌・消臭剤です。

次亜塩素酸水とは

医療機関や食品加工現場などで幅広く使われている人体に安全な除菌消臭剤です。
わが国では平成 14 年 6 月に食品添加物として指定されており、使用基準及び成分規格が定められている。


ビーガードタブレットとは

錠剤(タブレット)の利便性と効果・効能

錠剤タイプなので、長期保存性に優れ、運搬コストも低く、しかも水道水に溶かすだけで、簡単にご使用いただけます。除菌・消臭効果は非常に強力でありながら、環境にも優しく、アルコール系除菌剤等に比べ、人体やペットにも安全です。タブレット錠剤(主成分トリクロロイソシアヌル酸ナトリウム)を、水道水等に溶かすだけで簡単に生成される弱酸性次亜塩素酸水(HClO)効力を利用した除菌(ウイルス・細菌・カビ等)・消臭剤です。本タブレット1錠を4リットルの水で溶解させることにより遊離有効塩素濃度100ppm程度の除菌・消臭剤が生成できます。さらに強力な除菌が必要な場合、タブレットを2錠使用すれば、簡単に200ppmの除菌液も生成できます。

強力な除菌・消臭効果!

ビーガードタブレットは、水道水で溶解した場合、弱酸性を示し(水道水のpHによっては、弱アルカリ性になる場合がありますが、数日以内で弱酸性になります)、強い除菌・消臭力を持つ次亜塩素酸(HClO)を高い濃度で含有します。通常の使用濃度(有効塩素濃度200ppm以下)では、人体・ペットにほとんど影響はありません。(別途安全性試験データ参照)

あらゆる生体に安全で、環境にも優しい

除菌効果が強い様々な薬剤は、環境にも人体・ペットにも害を与える傾向がありますが、次亜塩素酸水生成用ビーガードタブレットは、公的機関による安全試験などで安全性が確認されています。

自然に分解され水になり残留性がない!

有効成分であるトリクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水溶させた次亜塩素酸(HClO)は、強力な殺菌・消臭作用がありますが、細菌やウイルス、臭気などを酸化反応によって除菌・消臭した後は、主に有機塩類と水に分解されるため、残留性がありません。また、除菌・消臭に使われなかった次亜塩素酸や残留塩素等も、自然に分解されるため、環境へのインパクトも小さいものになっています。 人に優しく、環境にも優しい、しかも高い効果・効能を発揮する、現状では最良の除菌・消臭剤といえるでしょう。

次亜塩素酸ナトリウム系次亜塩素酸水の弱点を克服

水道水や食品工場等の殺菌に幅広く使用されている次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)は、水溶液の形態でしか存在できず、製造後、流通過程におかれた瞬間から、時間の経過と共に劣化が進みます。(遊離有効塩素の経時崩壊)一方、次亜塩素酸水生成タブレットは、密封包装で販売されるため、未開封状態では長期間、性状変化がありません。また、余分な「水」を運搬する必要がなく、運搬コスト面で圧倒的に有利です。なお、いったん水道水(清浄水)に溶かした後は、30日以内にご使用いただきますよう推奨しております。(保管環境につきましては、冷暗所での保管、特に紫外線・高温を避けていただきますよう、お願いします。)


ビーガードタブレットの高い酸化力

細菌類の一般的な細胞の構造は、図の通り、外側に細胞壁、内側に形質膜、その内部に細胞質・核酸などの必須組織を持ってます。

次亜塩素酸は、分子サイズが小さく、電気的に中性であるため細胞壁、及びその内側の形質膜を容易に浸透し、内部の細胞質・核酸等の必須組織に対して直接、酸化作用を及ぼすことにより、強力な除菌作用を発揮します。

次亜塩素酸水は強力な酸化作用でウイルス、細菌を分解します。次亜塩素酸の塩素は有機物(菌、ウイルス)から電子を奪うことで、有機物を分解します。この反応が酸化です。

次亜塩素酸(HCIO)の解離平衡成分であるHCIO、CIO-、CI2と、pHの関係を模式的に示せば、下図の通りです。(水溶液の温度により解離特性が異なります。18°C、解離定数PKa=7.53の場合)

除菌メカニズム

致死率が高いMARSコロナウイルス(中東呼吸器症候群)・エボラウイルスや鳥インフルエンザウイルスにも良く効きます。ウイルス類には外殻にエンベロープ(脂質膜)を持つもの(ウイルス類の80%)と持たないものがあり、エンベロープを持たないウイルスの方が強靭です。(エンベロープを持たなくても、活性を維持できる)

インフルエンザウイルスなど外殻にエンベロープ(脂質膜)を持つウイルスは、次亜塩素酸(HCIO)の酸化力により、エンベロープが酸化・破壊されて死滅します。

一方、ノロウイルスはこのエンベロープを持たない強靭なウイルスですが、ビーガードの次亜塩素酸(HCIO)は外殻のカプシド(タンパク質膜)を透過し、内側の遺伝子を酸化・破壊して死滅させます。(アルコール消毒では、このタンパク質膜を攻撃できない。)


一般財団法人 北里環境科学センター実施試験

一般財団法人 北里環境科学センター、財団法人 日本食品分析センターに依頼して実施いたしました。抗菌スペクトルは幅広く、よく問題となる細菌・ウイルスに対して、抜群の効果を発揮します。

ビーガードタブレットは、細菌・ウイルスに対し、権威ある第三者機関の効果測定試験により、「検出限界値未満」まで除菌できる効力が証明されています。

ノロウイルスは、ウイルス類の中でも耐性の強いウイルスです。一般的なウイルスの外殻にはエンベロープという脂質膜があり、アルコール(エタノール)消毒剤でも脂質が溶解されて無害化されますが、ノロウイルスにはこのエンベロープがなく、アルコール(エタノール)消毒剤が効きません。 (ノロウイルスは、エンベロープが無くても生きられる強いウイルスです。) 一方、の次亜塩素酸(HClO)は、ノロウイルスの外殻であるカプシド(タンパク質膜)を透過し、内側の遺伝子を直接酸化・破壊して、死滅させます。 なお、イヌパルボウイルスは、非常に耐性の強い強力なウイルスとして知られていますが、そのイヌパルボウイルスに対しても、一度の作用で検出限界値未満」の効力が証明されています。

ビーガードタブレット 各種試験データ

効果測定試験につきましては、一般財団法人「北里環境科学センター」、財)日本食品分析センターに依頼して実施しました。効果測定を行った細菌・ウイルスの種類の成績は、下記の通りです。


ビーガードタブレット の使用方法

◎塩素濃度200ppmの次亜塩素酸水を生成しテーブル・ドアノブ等に噴霧し拭いて使用する場合タブレット1錠:2リットルのペットボトル等に入れて溶かしてスプレーボトル等に移し替えて使用してください。
◎塩素濃度100ppmの次亜塩素酸水を生成し噴霧する場合タブレット1錠:約4リットルの加湿器(次亜塩素酸対応機種)に入れて溶かしてください。

  • ※加湿器で噴霧する場合は、次亜塩素酸対応の加湿器以外では絶対に使用しないでください。
  • ※使用する水のphにより生成後の次亜塩素酸水のphが左右されます。
  • ※水の加減により有効塩素濃度が調整できます。
  • ※水溶液の状態でより長く保存したい場合は、水を減らし有効塩素濃度を高くしてください。その後、スプレーボトル等に移し水で薄めてご使用ください。

◎使用上の注意 Caution
●食べ物ではありません、絶対に口に入れないでください。
●加水溶解後、舐めても人体等に害はありませんが飲用しないでください。
●用途以外の使用は避けてください。
●他の化学薬品と混ぜないでください。
●幼児の手の届かない場所で保管してください。
●濡れた手で使用しないでください。
●塩素アレルギーの方は使用をお控えください。
●空気中に噴霧する場合は必ず十分に換気をしながら行ってください。
●密閉した空間で噴霧する場合は人が居ない状態で行ってください。
●加湿器・噴霧器を使用する際は内部が錆びる可能性があるので、 必ず次亜塩素酸水に対応した器具を使用してください。

◎使用期限と保管場所
●未開封で2年、開封後湿気、紫外線を避け貴金属に触れない冷暗所にて保管して下さい。
●ボトルは完全密封ではないため多少塩素臭がします。
●長期間、貴金属を近くに置きますと腐食する可能性がありますのでご注意下さい。
●加水溶解後は紫外線が当たらない冷暗所にて約1ヶ月(400ppm程度の場合)

◎その他
※水溶液の状態では、有効塩素が徐々に失活していきますので早目にお使い下さい。
※塩素濃度が薄い場合は失活速度も早まりますのでご注意下さい。

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